子供が図書館の本を破ってしまい、弁償することになりました

子供が図書館の本を破って弁償することになりました。

申し訳ない気持ちと、すごくショックな気持ちが入り混じる複雑な気分なので、記事にしてみました。

 

突然の図書館からの連絡

図書館に借りてた本を返却した日に、突然図書館から連絡がありました。

 

「あれ?何か予約してたっけ?それとも返し忘れかな?」そう思いながら電話に出ました。

 

「返却いただいた本が破れているので弁償が必要です。一度状態を確認しに来てもらえませんか」ということでした。

 

えー!?

 

下の子が1歳なのでたまに本を破ってしまうこともあります。

その度にテープで補修して、謝りながら返していたのですが。。。

 

今回はいきなり弁償!?

 

今までは補修したり、謝りながら返していたから許されていたの?

今回は気付かずに返却したから弁償になったの?

 

どうして?

 

現物確認しました

あれこれ思っていても、実際どんな状態なのか見てみないとなんとも言いようがありません。とりあえず来てください、ということなので現物を確認しに行きました。

 

とはいえ、「借りた本を破って返すなんてどういうことですか!」ってきっと怒られるんだろうなぁとビクビクしながら図書館に行きました。

 

行ってみたところ出てきたのは優しそうなお兄さん(30歳くらい?)

 

物腰は柔らかそうで、いきなり怒られる、なんてことはなさそう。。。

 

いやいや、油断させてからの豹変パターン?

まさかね。

 

 

もちろんそんなことはありませんでした(笑)

 

まずは、私が借りた本で破れていた個所の確認。

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見せてもらって初めて気が付きました。

 

確かにこれはひどい。。。

隅っこの方ではありますが、絵や文字がなくなってたり。

 

合計で8ページ分くらいかじった後がありました。

 

確かに借りてきた当初はこんな風になっていなかった気がします。

多分下の子がハムハムしちゃったんだろうなぁ。。。

 

例えば私の本を人に貸したときにこうなって返ってきたら、間違いなくとても嫌な気持ちになります。

 

だから弁償するっていうのは仕方ない話ですね。

 

 

なんで私だけ?

弁償するのは仕方ないとして、なんで私だけなんだろう。

 

子供用の絵本だと、やぶれているものも多く見かけます。

もちろんこれくらいの子供たちだと、まだ上手に扱えなくて破れてしまうこともありますよね。

 

借りてきた本が破れていてもまぁ仕方ないかなと気にしないことにしていますが。。。

 

なんで今回は弁償っていう話になったんでしょうか。

ごめんなさいって言わなかったから?

 

 

図書館の人に話を聞いてみたら、どうやらこういう理由のようです。

  • 破損が絵や文字にかかっていて読めなくなっている。
  • 今回は新刊であった。
  • うち以外に借りた人がいない本であった。
    ⇒ 利用者の特定 
  • 破った、というより噛んだような傷であった。
    ⇒ 衛生面を気にする利用者への配慮

なので、今回は弁償が必要と判断したようです。

 

弁償の方法は代品で

その場で本の代金を払うのかと思えば、どうやらそうではないようです。

 

基本的には利用者が代品を用意することで弁償、となるようです。

 

どうしても代品が見つからないもの、特別な事情がある場合などはお金での弁償もOKのようです。

 

代品については新品じゃなくてもOKとのことでした。

多少劣化が見られてもちゃんと読めるならいい、と言っていました。

 

 

ここからは私の推測なのですが、代金で弁償となると、被害の割合を適正に算定するのが難しいんじゃないかなって思います。

例えばですが、車で言うと、擦って傷をつけてしまったとしても「じゃあ新車の代金をいただきます」とはならないですよね。

 

仮に、修理ができない全損だったとしても、補償すべき金額は市場価格を基準にした時価相当になるのが一般的だと思います。

 

きっと本の場合はそれが難しいんじゃないかなと。

汚したページの面積割合で出しても、読めなくなった文字の割合で算出したとしても、恐らく微々たる金額です。

 

定価1000円の本で20ページあるうち1ページの半分を破ってしまっても25円程度ですから。。。中古としての時価で考えると、1円未満かもしれません。

 

だからきっと代品で弁償っていうことなんじゃないかなと。

 

弁償は現金の場合もありうる

弁償は現金の場合もあり売るようです。

 

例えば既に廃版になってしまって手に入らないもの。

もともと市場流通していないもの。

 

こういったものは現金での弁償にならざるを得ないようです。

 

金額なども高くなりやすいので、こういったものを借りる場合は一層注意が必要ですね。

 

 

今回弁償した本 

そんなわけで、今回弁償した本ですが、なんとなかなか世の中に出回っていない本だったのでまた悲惨です。 

 

はたらくじどう車 しごととつくり 1ブルドーザー・ショベルカー  という本です。

 

 

なんとこの本、30ページしかないのに2500円以上もするんです!!!

 

いくらうちが悪いとはいえ、この値段には衝撃を受けました。

 

だって、子供に買ってあげた乗り物図鑑は200ページ以上あって、DVDまでついて2200円ですからね!!! 

 

 

中を見ても文章、絵、写真、どれをとっても明らかに情報量が少ないのに。

 

まぁそこまで文句言うなら借りなきゃいいじゃんって話なんですけどね(笑)

(↑夫に言われました)

 

Amazon、メルカリ、オークション、ブックオフの中古といろいろ探してもなかなか見つからず。。。

 

同じシリーズでもブルドーザー以外なら1000円くらいで出品されてたりするんですけどね。

 

嘆いていても破れた本は治らないし、弁償しなくてよくなるわけでもありません。

諦めました。。。

 

 

保険で弁償はできる?

クレジットカードに個人賠償責任保険というものがついていて、ひょっとしたら使えるかも?と思って連絡をしてみました。

 

自分の不注意で他人の体を傷つけたり財物を破損した場合の賠償を補償してもらえる保険です。

 

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例えば、キャッチボールでよその家のガラスを割ってしまった場合でもOK、とのことです。

 

これなら今回の件は行けるんじゃないかな、と思って早速保険会社にみたところ、残念ながらNGでした。

 

今回の件で何がいけなかったのかというと

「被保険者が所有・使用・管理する財物の損壊について、その財物につき正当な権利を有する者に対して負担する損害賠償責任は対象外」とのことです。

 

なんか難しくてよくわからなかったのですが、図書館の本とはいえ、借りている状態だと「被保険者が使用・管理する財物の損壊」に該当するので対象外になってしまうとのことでした。

 

この保険は他人の物を壊してしまったときのものなので、たとえ他人のものとはいえ、基本的には自分が使って壊したっていうのはダメ、ということみたいです。

 

 

本の弁償をしてきました 

図書館に行って本の弁償をしてきました。

 

購入した本を渡して、受領書を受け取って終了です。

 

破損してしまった図書館の本はもらうことができます。

図書館の管理番号からも削除されて、管理用のバーコードにも除籍がわかるシールが貼られて渡されます。

 

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図書館の本の扱いには注意しましょう

今回は弁償という形で解決できましたが、基本的にはみんなの本なので汚したり破ったりすることなく利用できるのがいいですね。

 

友達に貸した自分の本が破られて返ってきたら悲しいですからね。